「待合室が狭くて、患者さんが密になってきている…」とお困りではありませんか?
これまでコロナ禍によって医療機関の受診控えが問題となっていましたが、感染者数が落ち着いてきた現在、回復の兆しが見られています。それに伴って待合室も元のように混雑し始めており、再び三密対策の見直しが必要になってきました。
そこで今回の記事では、医科や調剤薬局の皆さまがちょっとした工夫でできる密対策を始め、密回避につながる順番呼び出しシステムなどについても徹底解説しています。 皆さまが頭を悩ませる密対策に大きく力添えできると思いますので、ぜひ参考にしてください。
コロナ禍において、待合室の密対策は必須のものとなっています。とはいえ、例えばベンチで空間を保てるように「座らないでください」という表示をしたところで、患者さんが気付かず座ってしまえば意味がありません。医科・調剤薬局における密対策は患者さんが特に意識しなくとも距離を取れる形にしておくのがベストです。
まずご紹介するのは、チェアの配置です。
同じ数のチェアを置くにも背もたれ同士を合わせるレイアウトや、「卍」の形になるように横向きのチェアと縦向きのチェアを配置するレイアウトを用いることで患者さん同士が向き合うことがなくなり、有効な感染対策となります。自然と「密接」を防止できるような座席レイアウトを作ることは、患者さんを居心地よく過ごしてもらうためにも大切です。
キッズスペースや本棚をなくすことも、密を防ぐために有効な手段の1つです。その部分に人が集まる「密集」を防ぐことができるほか、おもちゃや雑誌など患者さんが触れるものを減らすことで、接触を避ける感染対策としても効果があります。また、それらがあったスペースを活用して密防止に配慮したレイアウトを作ることが可能です。
患者さんの動線を一方通行化し対面での交差を避けることでも「密接」を防止することが可能です。出入口が2つある場合は、入口と出口とを区別し、待合室での患者さんの動きを一方通行にしましょう。
出入口が1つしかない場合なら、パーテーションベルトで入口と出口を区別するだけでも有効です。受付から出口までなど一部のみでの動線確保でも効果は見込めるため、ぜひ取り組んでみてください。
ここまでレイアウトの変更などちょっとした工夫でできる密対策を紹介してきましたが、そもそも待合室のスペースが狭く、上記のような対策ができないというところもあるのではないでしょうか。
ここからは、さまざまなお悩み別の密対策を紹介します。
来る患者さんが多い場合には、患者さん同士が隣り合わないよう1席空けると椅子が足りなくなることもあると思います。そんな場合は、パーテーションを用いて隣り合っていても感染を予防できる椅子に変えてみるのも手です。
シンリョウが発売しているベンチパーテーションは、背後から置くだけで空間を空けなくても感染を防止することが可能ですので、席数を減らすことなく感染を防止することができます。
子どもが来ることの多い小児科医院や調剤薬局の場合、キッズスペースをなくすと子どもがと動き回って困るということもあるでしょう。そんなときは、スペースを取らずに子どもの注意をひくことができるものを置いてみるのはいかがでしょうか。
例えば、壁に間違い探しのポスターを貼ったり、大人しく座って遊べるよう塗り絵を配布したりすることで、スペースは確保しつつ子どもの気を引くことが可能です。またテレビを増やし、1台では常に子ども向けのDVDなど映像を流しておくことも有効です。
⇒ポスターダウンロードはこちらから(シンリョウECサイトへの無料登録が必要です)
シンリョウでは、毎月新しい子ども向けDVDをお届けするレンタルサービスを行っています。オートリピート機能がついているので、スタッフのリモコン操作も最小限で済みますよ。また、子どもが喜ぶポスターや塗り絵の無料ダウンロードも行っていますので、ぜひ活用してみてくださいね。
■キッズコーナーDVD
3~20分の短編を中心とした新しいDVDが毎月届くサービス
キッズコーナーや待合室で使うための専用レンタルサービスです
小さいお子様の病院嫌いや待ち時間のお悩み解消につながります
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今や必要不可欠の存在となった空気清浄機。
でも空気清浄機って大きいものが多く、場所を取りますよね…。
少しでも多くの患者様がお待ちいただけるように、壁掛けタイプの空気清浄機はいかがでしょうか。
■光触媒を利用した除菌・脱臭機「ターンド・ケイ」
スペースをとらない壁掛けタイプ
浮遊菌(細菌/カビ)を分解
フィルター交換不要でお手入れが簡単です。
コロナウイルスの感染力抑制効果も実証
1台 ¥61,000
※据え置き型としてもご利用いただけます
(専用スタンド¥6,000)
患者さんが多すぎて常に密集状態という場合、いかに工夫しようと密を避けることは難しくなってしまいます。そういった医科様・調剤薬局様では、やむなく患者さんに外や車の中で待ってもらう形をとっていることもあるでしょう。確かに順番が近づいた時に連絡して来てもらう形にすれば、必然的に待合室で待つ人数を減らすことができます。
ただ、患者さんに連絡を取るのに手間がかかる点は否めません。電話で連絡しようとすると電話番号を控えて患者さん一人ひとりに電話する作業はスタッフにとって非常に負担です。患者さんの側からしても「いつ呼ばれるかわからない」という不安を抱えた状態で、待ち時間を有効に使えず早めに待合室に戻ってしまうことも少なくありません。
このため、外出中でも患者さんが自分の順番を知ることができ、待合室から出ても安心して過ごすことができる順番管理システムを導入するという選択肢もあります
順番管理システムとは受付プリンターから番号札を発券し、発券した番号の順番が来たときに患者さんが受付に来てくれるようにするものです。待合室の外にいてもあと何人で呼ばれるのかわかるため、患者さんは安心して外出できるようになります。 これまで紹介した密接や密集などが起こりにくくする工夫とは違い、待合室で待つ患者さんの数を減らす根本的な対策ですので、密対策としてはかなり効果が高いと言えるでしょう。
とはいえ、順番管理システムを導入する際には、新しい機材を購入したり、システム自体が高価だったりと高額な費用がかかることがあります。
順番受付システムの費用については国からの「新型コロナウイルス感染症感染拡大防止 継続支援補助金」も使うことができますが上限額は6~10万円で高額なシステム導入費用をすべて賄うのは難しいのが現状です。
また、順番受付システムの多くはアプリのダウンロードやメールアドレスの登録などが必要で、高齢の患者などに対する説明の手間もまた医科様・調剤薬局様にとって大きな障壁となっています。
そんな医科・調剤薬局の方々の声を受けてできたのが、シンリョウの順番受付システム「まちみる」です。「待ち」を「見る」の名の通り、患者さんは受付で番号札をもらったあとは、番号札のQRコードを読み取って自分の順番を把握し、適切なタイミングで待合室に戻ってきてくれます。モニターに現在対応中の番号を表示することもできるため、患者さんからの「順番まだ?」といった問い合わせがなくなり、待合室の密回避と業務効率化が同時に叶うシステムです。
「まちみる」では患者さんにアプリダウンロード等の必要はなく、QRコードを読み取るだけなので説明もほとんどなくて済みます。導入時に必要なのは番号札を印刷する専用プリンター(5万円)と初期導入費(要見積)だけ。月額のシステム利用料も5,000円と低額ですし、スタッフが行うパソコン操作も「受付」「呼出」「完了」ボタンをそれぞれのタイミングで押すだけと非常にシンプルであるため、従来の順番受付システムと比べると格段に導入しやすくなっています。
実際に導入されているお客様からも、「低コストだから採用店舗拡大も視野に入れられる」「導入〜運用がスムーズに行える」とのご意見を多数いただいています。
ここまで、待合室における、さまざまな三密防止の対策についてお話ししました。
株式会社シンリョウでは順番管理システムだけでなく、待合室の感染対策に役立つ様々なITツールをご用意しております。
株式会社シンリョウの「DX Selection」カタログは下記よりご覧ください。
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