コラム

コスト見直しは今!物価高騰の対策とは?

コラムNo.79

日々、多忙な業務に追われる医療機関様ですが、昨今の物価上昇、人件費高騰により、医療機関様の収益増加が難しくなっています。帝国データバンクの調べでは、2025年の医療機関の倒産件数は上半期で35件と過去最多を上回るペースとなっています。

帝国データバンクホームページ:医療機関の倒産動向調査(2025年上半期)レポート

医療機関様では新患の獲得(増収)の他にコスト削減も行っていく必要があります。
既に高額となるコストは見直しを行っているかと思いますが、実は細かな物品でも多くのコストが発生しています。
本コラムでは、消耗品のコスト削減についてご紹介します。

メーカー純正品との比較検討

医療機関様では検査機器やOA機器など、様々な機器が使用されています。
そして、その多くで消耗品もメーカー純正品が販売されており、純正品の使用が推奨されています。
では、純正品使用のメリットは?
大きなメリットは・・・

メーカーの純正品使用の場合、万が一の不具合時にはメーカーが直ぐに対応していただけます。
また、基本的には保守契約内で対応を行っていただけます。
※保守対象外の場合もございます。

<代表的な消耗品>

☑トナー
☑検査用感熱ロール紙
☑検査・検体用ロールラベル
☑お薬手帳用ロールラベル
☑検査機器記録紙 など

リサイクルトナーやロール紙、ロールラベル、記録紙は非純正品でも問題なく使用できるケースが多く、切り替えている医療機関様は多くあります。
純正品からの切り替えによって大幅なコスト削減となったケースもあります。
一度、年間どの位の削減となるか、検討してみてはいかがでしょうか。

印刷物の見直し

電子化が進み、印刷物の使用は減少傾向かと思いますが、医療機関様では意外に多くの紙が使用されています。
そして、紙、プラスチックの価格は上昇しています。
印刷自体はプリンターで行っているケースでも、白紙の用紙は使用していたり、医療機関様の運用上、ミシン目(切り取り)加工された用紙を使用しているケースもあるかと思います。印刷された商品はもちろんですが、印刷をされていない用紙もコスト削減となることがあります。

☑診察券
☑封筒
☑領収書用 用紙
☑処方箋用 用紙
☑請求兼領収書(ミシン目加工)
☑薬袋(手書き用・プリンター印字用)
☑同意書 など

医療機関様で使用している印刷物、用紙の見直しをオススメします。

容器類の見直し

病院様や薬局様では、印刷物の他にお薬を入れる容器も使用しています。
科目によっては大量の容器を使用しているケースもあり、印刷物同様に価格の見直しが有効です。
容器については、類似品(同等の機能)に切り替えることでもコスト削減となることがあります。
本当に必要な機能は何か、改めて確認してみましょう。

最後に

印刷物では、印刷デザイン、仕様、発注数量を変えることで価格を安くすることもできます。
医療機関様の運用を変えずにコスト削減も可能です。
一度、使用している消耗品の価格比較を行ってみてはいかがでしょうか?


⇒ コラムトップページはこちら

⇒ コーポレートサイトはこちら