「カーテン」と言っても様々なタイプがあります。
どのような場所に使用したいのか、機能性・色・デザインなど拘りたい部分はどこかによって、選択するカーテンも変わってきます。又、病院・診療所・クリニック・医院などの医療施設様では、消防法により防炎カーテンの使用が義務付けられてもいます。
今回は、そんな『医療用カーテン』のお話をさせていただきます。
医療用カーテンの種類は?
①窓用
一般的に窓で使用されているものと同じタイプです。
②ベッド周り用
病院様等のベッド周りでよく使われているタイプです。
一般的には、カーテンの上部がメッシュ形状になっています。上部をメッシュにする事で閉鎖感を和らげ、空調環境も保てます。又、スプリンクラー作動時の散水性にも配慮されています。
③シャワーカーテン用
バスルームでシャワーを使用する際、お湯や水が飛び散らないようにする防水性のカーテンです。
これら全て病院様やクリニック様などで使用する場合は、消防法に準じて(公財)日本防炎協会が認定した防炎性能を持つ必要があります。
防炎カーテンとは?
火災が起こった際に燃えにくいカーテンの事を言います。
可燃である繊維に燃えにくい加工をし、万が一火災が発生した際、カーテンから炎が燃え広がりにくくなっています。防炎カーテンは、マッチやライターなどの小さな火種が接しても、炎のあたった場所が焦げるにとどまり、簡単には着火しないようになっています。燃えにくく、燃え広がりにくい性質を持つ事で、火災の被害を最小限にとどめてくれます。
2013年には福岡県で痛ましい病院火災が起きてしまいました。
この事件をきっかけに医療機関様での火災対策も重要視されるようになって参りました。
患者様を守るために、貴院・貴局でも防炎カーテンをご使用ください。
人気の機能をご紹介
防炎性能に付加されている、他の人気機能をご紹介します。
・遮光・・・外からの光を遮断して部屋を暗くするカーテンです。等級により遮光性が変わります。
・UVカット・・・紫外線をカットする機能を備えたカーテンです。紫外線による日焼けや色あせを防ぐ効果があり、冷暖房の効率を上げることで電気代の節約にもつながります。
・ミラー効果・・・カーテンの裏面に光沢のある糸(ブライト糸)を使用することで、外からの太陽光を反射して室内を見えにくくする効果です。
・遮熱・・・太陽光線から放出される熱を遮り、室内の温度上昇を抑えるカーテンです。主に夏の時期に使用されます。
・保温・・・特殊な加工や織りによって外気からの冷気を防ぎ、室内の温かい空気を逃がさないカーテンです。断熱カーテンとも呼ばれます。
・花粉キャッチ・・・花粉やホコリをキャッチする機能を持ったカーテンです。花粉症やアレルギー対策に役立ちます。
・制菌(SEK)・・・繊維上の細菌の増殖を抑制する加工が施されたカーテンです。抗菌カーテンと似た機能がありますが、制菌の方が菌の増殖を抑制する効果が高いと言われています。
・消臭・・・カーテンの表面に特殊加工が施されており、室内の悪臭を吸着・分解・中和するカーテンです。
・制電・・・静電気を帯びにくい機能が施されたカーテンです。静電気が原因で発生するホコリの付着や不快なショックを軽減する効果があります。
・防汚・・・生地に特殊な加工を施して、汚れやホコリが付着しにくく、洗濯で汚れが落ちやすいカーテンです。清潔さを保ちたい場所におすすめです。
医療機関様でカーテンを検討される場合、防炎機能を必須とし、他にどのような機能を求めるかで選定されると良いかと思います♪
カーテンで患者様を集めるワザ
前項では屋内カーテンの種類や目的をご紹介して参りましたが、ここでは視覚についてお話しします。
視覚?
視界に入っていなさそうで、実は印象に影響を与えているのがカーテンです。
だから皆さんカーテンの色選びに悩まれるのです。どなた様もきっとご経験がございますよね。
分類しますと、
◆屋内用のカーテンは、【安心・おだやか・清潔感】等の居心地系。
体調も悪く、順番がいつくるか?とドキドキしながら受診を待つ患者様は、心細くなっているハズです。そんな心境をカーテンの色で少しでも和らげられたら良いですね。2度目、3度目と訪れていただけるでしょう。
◆日差し除けカーテンは、【活気・目立つ・太陽との調和・ブランディング】等の誘目性。
外から見えるカーテンは街行く人たちが見ています。もちろんカーテンを注視することはしませんが、建物・壁の色、看板、ガーデニングなどと一緒に視界に入っています。
いつか病気になった時に、『たしか、通り沿いにあったよね…』って思い出していただける色を選びましょう。
カーテンには、このような要素も有ることを念頭にお選びください。
フルカラー印刷で鍛えたシンリョウ社員のカラーバランス力でご提案いたします。
イメージカラーに合わせた色選び
カーテンを選ぶ際、機能性の他、色味も印象を左右するポイントになります。清潔感のある爽やかな色、明るく優しい色等などお好みがあるかと思います。
そんなカラーの選択肢として、医療機関様のイメージカラーに合わせる方法も一つかと思います。ビジュアルアイデンティティと呼ばれ、視覚を通してブランドメッセージを伝える効果があります。例えば、水色をイメージカラーとしているのであれば、印刷物、内装、看板等々、様々な場面において統一的な水色を使用します。それにより、患者様は何度もその色やデザインを目にする事になり、記憶に定着し親近感を持っていただき易くなるというイメージです。
医療機関様のイメージカラーを基に、カーテンのお色選びも検討してはいかがでしょうか♪
豊富なデザイン
機能性・カラーに続き、デザインも拘りたい部分です。
お色選びと同じように医療機関様のイメージに近いものにしたり、小児科様やお子様が多い医療機関様などはキャラクターカーテンを使ってみたりする等、科目や患者様層に合ったデザインにするのも喜ばれそうです。
その他、ロゴマークを入れてブランディング効果を高めたい、患者様向けのメッセージを印刷したい、オリジナルデザインを相談したい等々のご要望がありましたらお気軽にご相談ください。
クリーニングについて
カーテンの寿命は一般的に4~5年程と言われていますが、日頃から汚れに気を付け、お洗濯・お手入れを定期的に行う事で、長持ちさせる事ができます。
又、汚れは患者様の印象にも左右しますので、こういった点からも小まめなクリーニングをお勧めします。
クリーニング中にカーテンが無いとお困りにならないよう、弊社は、クリーニング中の代替カーテン無料サービスも行っています♪
新規・増設工事について
現在カーテンがある場所以外でも、カーテンレールをお取付けできます。部屋を仕切りたい、ベッド周りにカーテンを付けたい等々、お気軽にご相談ください。又、ロールカーテンやブラインドの取付けも承っております。
最後に
カーテンのご購入や買い替えは、採寸や取外し・取付けが意外に大変だったというご経験はございませんでしょうか?
弊社にご依頼いただけますと、設置場所の測定から、カーテンサイズのご提案、設置や不用品カーテン処分まで一貫してご対応させていただきます。又、定期的なクリーニングもご対応しております。
色褪せたカーテンや、クリーニングでも汚れが落とせなくなったカーテンは、「まだ使えるから」ではなく、くれぐれも早めに取り換えましょう。気付いた時はもう交換時期です。
日差しの変色、手垢でかすれた色。これらはとても残念な印象となってしまいます。
今すぐ辺りを見回してください。大丈夫でしょうか?
是非、「カーテン」に関する事は全て弊社にお任せ下さい!
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