メービス41
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最近ではマイナポイント第2弾の影響もあってマイナンバーカードでの受付利用も増えています。メリットは何でしょうか? 大きく2点あります。1点目は最新の保険情報が取得できることにより、これまで発生していた保険請求時の資格関係の返戻が大きく減少しました。返戻の対応は医療事務スタッフにとって大きな負担となっていましたが、その負担も軽減されました。 2点目は薬剤情報・特定健診等の閲覧により、服薬指導の一元化や継続的な管理が可能となり、患者様に対して薬剤師がよりきめ細やかな服薬指導や、健康サポートができるようになりました。置場所や受付の動線などで配慮したことを教えてください。また、カードリーダースタンドの導入経緯についてもお聞かせください。 薬局受付のスペースは限られているので、できるだけ小さなものを選定して購入しました。当初は別の設置台を購入して運用していましたが、専用設計ではないのでスペースをそれなりに確保しないといけない状況でした。シンリョウさんのスタンドは各メーカーに対応した専用設計で、コンパクト且つ薬局の景観も損なわないデザインのため、導入を決定いたしました。で、業務の内容や流れはどのように変わりましたか? 従来は患者様から直接保険証をお預かりして必要事項を確認していました。導入後はオンライン上で最新の保険情報を確認できることにより、患者様の保険証をお預かりする必要がなくなりました。また、これまでは手作業で入力していた患者様情報も、オンラインでシステムに取り込むことができるようになり、手間が軽減されただけではなくスピードと正確さが増しました。利用率はいかがでしょうか? 患者様の利便性向上と薬局のかかりつけ機能のさらなる充実を目的に、当薬局では2021年10月の本格スタート時から運用を開始しています。導入当初からパンフレットなどを作成してご案内しており、――オンライン資格確認を導入したこと――オンライン資格確認の導入の周知や――実際に導入してみて最も大きな――顔認証付きカードリーダーの設取材協力東京都目黒区日本調剤 池尻大橋薬局様スペースを取らない ▲コンパクトなスタンド。  2021年10月より本格的な運用がスタートした「オンライン資格確認」。未だ導入が済んでいない医療機関様も多いのではないでしょうか。今回は「オンライン資格確認」を導入し、いち早く運用を始めている日本調剤株式会社様にインタビューを実施。薬局様の事例ではございますが、導入に際して迷いや不安などをお持ちの方に向けて、日本調剤 池尻大橋薬局様のリアルな声をお届けします。6オンライン資格確認、 導入先のリアル

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