伊弉諾神宮うずしおクルーズ淡路島国営明石海峡公園 伊弉諾神宮は日本書紀に記載されているなかでもっとも古い神社と記されています。日本の起源ともいわれている国生み物語の由来となったイザナギノミコトとイザナミノミコトの二柱を祀っており、日本国内でも屈指のパワースポットです。 樹齢約900年の大楠が有名で、もともとは2株だったものが成長するにつれて1株になったことから夫婦円満や安産子宝、縁結びにご利益があるといわれています。他にも、予約制での語り部特別正式参拝がおすすめ。語り部による案内で境内をまわり、拝殿での特別参拝が体験できます。語り部からしか聞けない貴重な話も聞けるかもしれません。 敷地内のせきれいの里では、お土産物や地域の特産品の販売、夫婦にちなんだ体験ができます。歴史好きな方、神聖な雰囲気を味わいたい方におすすめのスポットです。 渦潮は潮の流れで発生する自然現象で、どこでも見られるわけではありません。淡路島と徳島県の間にある鳴門海峡は渦潮が発生しやすい条件が揃っており、世界三大潮流のひとつとされています。うずしおクルーズはその渦潮を間近で見られるように運行している、うずしお観潮船です。 500名が乗れる大型の船で安定感もあり、渦潮に近づいたときでも安心です。渦潮に飲み込まれてしまうかと思うほどギリギリまで近づき迫力満点。約1時間のクルーズの旅は他にも見どころが満載で、あっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。帰路は大鳴門橋の下をくぐって、海からでしか見られない景色を楽しみ、船内では映像やアニメーションで渦潮の仕組みも学べます。 運行する咸臨丸は日本船で初めて太平洋を横断したモデルを復元したもので、船内には、当時の船長である勝海舟ゆかりの品の展示もあります。勝海舟の航海に思いを馳せながらの運行も味わい深いものです。 1年中草花や木々が楽しめる公園として人気で、その季節に最盛期を迎える植物たちで彩られています。桜は300種類も植えられているなど植物の種類の多さも魅力で、それぞれの違いを探すのも楽しみ方のひとつ。アオノリュウゼツランなど、普段は見ることのできない珍しい植物が見られるのもポイントです。訪れる時期によっては、なかなか咲かない花の開花時期に巡り会えるかもしれません。 園内は、テーマごとに分けられたエリアで構成され、それぞれのエリアでまったく違う表情を見せてくれます。たとえば、パームガーデンは南国の植物が中心で、まるで南国にいるような感覚です。また、海に面した立地を活かし、どのエリアでも海と植物どちらも楽しめます。とくに海のテラスは、園内でもっとも海に近く、大阪湾と空、美しい草花のコントラストが魅力です。 園内ではユニークな立体花壇もお出迎え。アヒルや明石の特産であるタコ、阪神淡路大震災の復興シンボルとしてつくられた花火鳥があり、こちらも季節ごとに植え替えをおこなっています。 瀬戸内海に浮かぶ淡路島は、日本で1番最初にできた島といわれている歴史ある島です。本州と四国どちらからも橋が架けられ、アクセスも抜群。淡路島で自然と歴史に触れてみませんか。10おだやかな雰囲気に包まれる淡路島の観光スポット3選
元のページ ../index.html#10