Doctor'sライフ 09
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る支払機関が公的機関であるため未回収リスクが低いことから、一般的な企業ファクタリングに比べて手数料が大幅に安く設定されています。 一方、初めて診療報酬ファクタリングを利用する場合、初月は通常の診療報酬とあわせて、約2か月分(1か月分と、1か月分の約8割)の金額を受け取ることになります。新しい医療機器の導入やリフォームなどの設備投資など、一時的に資金が必要なタイミングで診療報酬ファクタリングを利用すれば、スムーズな資金確保が可能になります。 診療報酬ファクタリングでは、資産である売掛債権を現金に換えるため、融資と異なり調達した資金は負債にはなりません。帳簿上に負債が発生しないため、経営改善につながります。また、入金が確実な診療報酬債権を取引するため、融資などと比べて審査のハードルが低く、最短で数日での入金も可能です。 キャッシュフローが改善されることにより、設備投資や人材確保など、資金不足でできなかった施策ができるようになることが、医療機関経営にとっての最大のメリットと言えるでしょう。 診療報酬ファクタリングの最も有効な活用法は、こうした事例のように、患者さんに喜んでもらい、経営を安定させるための投資です。ファクタリングを利用することで手数料はかかりますが、例えば1日あたり1~2人患者さんを増やすことができれば、5%程度の手数料はペイできます。そのように考えてこそ、診療報酬ファクタリングは使う価値があるもの。患者さんを増やすための施策には、手元に資金がないとできないことが多いのです。そうした点から、診療報酬ファクタリングは、新規開業してまもない医療機関にとってもメリットの大きい資金調達法と言えるでしょう。一方、診療報酬ファクタリングを経営改善につなげるためには、手数料の安さだけではなく、集患支援や経費削減についても相談できるファクタリング会社を選ぶことも大切です。診療報酬ファクタリングを利用するメリット監修/セントラルメディエンスグループ 代表取締役 中川隆太郎“医療を止めない”を経営理念に、医療に必要なあらゆるバックオフィスを担うメディカルインテグレーター™として、病院のM&Aや診療報酬ファクタリングを手掛ける。「メディカルM&A」事業では事業継承のほか、事業のステップアップ・戦略的再編を図りたい医療機関のバックアップを多角的に行っている。 https://centralmedience.com/お気軽にお問い合わせください診療報酬ファクタリングを活用することで、急な医療機器の故障に伴う代金を迅速に支払うことができ、医療現場の運営に支障をきたすことなく、スムーズに対応することができました。専門医の採用を検討していましたが、初期費用や給与支払いのタイミングが課題となっていました。診療報酬ファクタリングを利用することで、必要な資金を確保し、優秀な人材をタイムリーに採用することができ、診療体制の強化と収益の向上につながりました。お客様コールセンター(平日9:00~19:00まで受付)7M&Aご相談お問い合わせフォームフォーム事例1事例20120-7-11296中規模病院の人材確保診療報酬ファクタリング活用事例地域密着型クリニックの設備投資

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