東北地方の観光スポットとして根強い人気を誇るのが、秋田県仙北市の「武家屋敷」です。江戸時代に栄えた城下町エリアで、「みちのくの小京都」とも呼ばれています。町中いたるところで、歴史を感じさせる風景が楽しめるでしょう。 エリア内には古い建物が数多く残されており、「石黒家」「角館歴史村・青柳家」「岩橋家」「松本家」「河原田家」「小田野家」の武家屋敷は実際に見学可能。上級武士の格式高い屋敷や下級武士の住居など、江戸の雰囲気を色濃く残した建物を巡ってみてください。武家屋敷の周辺にはレンタル衣裳店も多く、和服を着ての散策も人気です。 雪が解け、気温も上がる春の時期は街中を巡るのにもぴったりの時期。温泉宿に宿泊し、足を延ばしてみるのもおすすめです。また春の角館は桜の名所としても知られています。町内には約400本ものシダレザクラが植えられており、162本が国の天然記念物に指定されています。シダレザクラの薄ピンクと武家屋敷の黒塀がお互いを引き立て、美しい風景を楽しませてくれるでしょう。シダレザクラが見頃を迎えるのは、4月の下旬ごろからです。観光客が増える人気シーズンのため、早めの予約がおすすめです。 四国の桜の名所として知られる香川県の紫雲出山も、春に訪れたい観光地の一つです。標高352mのなだらかな山には約1,000本もの桜の木が植えられています。見頃の時期を迎える3月下旬から4月にかけては、山一面が薄ピンクに染まる、美しい風景を楽しめるでしょう。紫雲出山には遊歩道が整備されていて、ハイキング気分で山頂を目指せます。頂上から見えるのは、息を飲むほど美しい瀬戸内海の風景です。2019年にはアメリカ・NYタイムズ誌にてその美しさが紹介され、2022年にはフランスのル・フィガロ誌にて「日本で桜を鑑賞するのに最も美しい場所」に選出。海外からも注目されるスポットです。 山頂展望台付近には、国の遺跡にも指定される弥生時代の高地性集落遺跡群や紫雲出山遺跡館も。遺跡館では約2,000年前の土器や石器を見られるほか、ぜんざいやシフォンケーキを楽しみつつ休憩をとることも可能です。 香川県三豊市には、「瀬戸内の天空の鏡」と呼ばれる父母ヶ浜も広がっています。約1kmのロングビーチでは、時間帯や天候によって、まるでウユニ塩湖のような風景を楽しめます。こちらのビーチは、2018年にじゃらんの「夕日絶景ランキング」で全国1位を獲得。泊まりがけで訪れ、山の絶景と海の絶景、両方を堪能してみてはいかがでしょうか。 20住所:秋田県仙北市角館町表町上丁~東勝楽丁JR「角館駅」より徒歩約20分気温が上がり、徐々に動きやすくなっていく3月・4月。活動的な気持ちになり、「旅行に行きたい!」と思う人も多いのではないでしょうか。この時期におすすめの国内旅行先を4つご紹介します。ぜひお気に入りの旅行先を見つけてみてください。住所:香川県三豊市詫間町大浜高松自動車道「三豊鳥坂ICインター」「さぬき豊中ICインター」より約50分※桜シーズン中のマイカーでのアクセスは事前予約が必須秋田県 角館「武家屋敷」香川県紫雲出山(しうでやま)「桜景色」3月・4月におすすめの国内観光地は?T春の旅行を満喫しようRIP
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