Doctor'sライフ 04
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3区戸塚中継所~平塚中継所4区平塚中継所~小田原中継所5区小田原中継所~  箱根・芦ノ湖駐車場入口【復路】6区箱根・芦ノ湖駐車場入口~  小田原中継所7区小田原中継所~平塚中継所8区平塚中継所~戸塚中継所9区戸塚中継所~鶴見中継所往路が合計107・5km、復路が109・6kmの計217・1kmです。長い距離ですが、ランナーたちが颯爽と駆け抜ける姿を見ているとあっという間に終わってしまうような気がすることが不思議ですね。「花の2区」と呼ばれる理由は? 往路の2区(鶴見中継所~戸塚中継所)は「花の2区」とも呼ばれます。アップダウンが激しい区であり、ランナーたちの苦労がしのばれます。ここでは各校のエースが投入されることが多く、数々の名勝負を生んできました。2011年の第87回大会で、東海大のエース・村澤明伸選手が17人抜きの大記録を樹立した区でもあります。 2023年大会も数々の名勝負が生まれ、大記録を樹立しました。 優勝は往路・復路を制した駒澤大学です。もともと高いポテンシャルを持つ駒澤大学は、2位の中央大学に合計タイム1分42秒の差をつけて優勝しました。2年ぶり、8回目の総合優勝です。 また、この優勝は大記録樹立の瞬間でもありました。箱根駅伝だけではなく、全日本大学駅伝と出雲駅伝でも優勝していた駒澤大学は、大学駅伝三冠を達成したのです。駅伝史上5校目の快挙でした。 また、個人の部でも新記録を樹立しています。東京国際大学4年生のヴィンセント選手が、4区で区間新記録を達成しました。区間新記録の樹立は、過去を振り返っても数多く見られます。しかし、ヴィンセント選手の場合はスケールが大きすぎました。 ヴィンセント選手は1年時に3区、2年時は2区でも新記録を出しています。4年の間に異なる3区間で区間新記録を塗り替えた衝撃は、駅伝ファンの間で語り継がれる伝説になるかもしれませんね。1日目2日目1区2区3区10111213141516171819206区7区8区1011121314151617181920 1234567891234567894区5区9区10区17大手町戸塚中継所平塚中継所芦ノ湖品川宮ノ下元箱根見ているだけでも熱くなる箱根駅伝。毎年の一大イベントには長い歴史がありました。ランナーたちがつなぐタスキにはその歴史もこめられているのではないでしょうか。新年から楽しみをもたらしてくれる箱根駅伝は、これからも歴史とタスキをつないでいくでしょう。お正月には、箱根を駆け抜けるランナーたちに熱い声援を送ってみませんか。1区/21.3km10区/23.0km9区/23.1km8区/21.4km7区/21.3km6区/20.8km酒匂川芦ノ湖多摩川2区/23.1km3区/21.4km相模川4区/20.9km5区/20.8km横浜浜須賀鶴見中継所小田原中継所❶ 駒澤大学❷ 中央大学❸ 青山学院大学❹ 国学院大学❺ 早稲田大学❻ 順天堂大学❼ 東京国際大学❽ 法政大学❾ 城西大学❿ 創価大学⓫ 東洋大学⓬ 明治大学⓭ 東海大学⓮ 帝京大学⓯ 国士館大学⓰ 山梨学院大学⓱ 大東文化大学⓲ 日本体育大学⓳ 専修大学⓴ 立教大学❶ 駒澤大学❷ 中央大学❸ 青山学院大学❹ 国学院大学❺ 順天堂大学❻ 早稲田大学❼ 法政大学❽ 創価大学❾ 城西大学❿ 東洋大学⓫ 東京国際大学⓬ 明治大学⓭ 帝京大学⓮ 山梨学院大学⓯ 東海大学⓰ 大東文化大学⓱ 日本体育大学⓲ 立教大学⓳ 国士館大学⓴ 専修大学10区鶴見中継所~大手町復路ゴール往路スタート復路往路スタートゴール箱根駅伝コースマップ箱根を駆け抜ける歴史と伝統が生み出す名ランナーたちの晴れ舞台 大記録を樹立 2023年大会の振り返り史上5校目の

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