Doctor'sライフ 04
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1承継先について2何を承継するのかについてクリニックの 事業承継について Vol. まず事業承継とは出口戦略の一つです。そしてクリニックの出口戦略は、事業承継か解散しかありません。 事業承継を理解するためには、承継先と何を承継するのかを明確にしなければなりません。● 親族内承継● 親族外承継● M&A クリニックの事業承継の相手先は、次の3つに区分されます。 主に先生のご子息にクリニックを承継させることを指します。持ち分ありの医療法人の承継はDoctor’sライフVol.分なしの医療法人の承継はDoctor’sライフ3で触れておりますので、ぜひご一読ください。(下記QRコードよりご覧いただけます) 主にクリニックで雇われている親族外の医師・歯科医師に承継させることを指します。 主に第三者にクリニックを承継させることを指します。 クリニックの承継方法については、クリニックの運営形態(個人・持ち分ありの医療法人・持ち分なしの医療法人)やクリニック2で掲載、持ちを承継する方(医師や歯科医師免許を持つ個人、持たない個人、医療法人、株式会社など)に応じて異なり、またその際に行える節税策についても異なってきます。 今回は事業承継全般の記事を掲載させていただくので、ここでは割愛させていただきますが、医療法人のM&Aも行っておりますので是非ご相談ください。 主にクリニックの経営資源は、人・モノ・金・情報で構成されており、事業承継はこのすべてを相手先に引き継ぐことを指します。◆ヒト 院長先生、管理職員、受付スタッフなどを指します。特にクリニック運営の場合は院長先生だからこそ来ている患者さんが圧倒的に多く、属人的な経営になりやすいです。そのため、事業承継をして院長先生が変わってしまったら患者さんが来なくなってしまったという事態もあり得ます。したがってクリニックの事業承継では院長先生の役職を担う方の選定が非常に重要になってきます。12持ち分なしの医療法人の承継医療法人の承継Doctor’sライフDoctor’sライフvol.3持ち分ありのvol.2事業承継というワードがよく注目されている昨今ですが、そもそも事業承継とはどういうものかについて事業承継専門コンサル会社出身の税理士が解説いたします。

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