Doctor'sライフ 03
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所得課税について消費税について相続税について 所得課税とは利益に対して課税される税金です。主に個人なら所得税、医療法人なら法人税がかかります。個人の所得税については累進課税制度が採用され、利益が高ければ高いほど税率が上がります。一方、法人税率は一定です。医療法人は安定して利益が出るため、個人で営むよりも医療法人の方が税金が安くなるケースが多いです(左記節税事例)。 ワクチン接種などの自由診療売上が1年間に1,000万円を超えると原則2年後から消費税の課税事業者となります。今回コロナワクチンの接種を行い自由診療売上がその年だけ1,000万円を超えた先生方は多いと思います。ここで医療法人になることで消費税をかからなくすることができます(左記節税事例)。 ただし、医療法人も1年で課税売上高が1,000万円を超えた場合は2年後から消費税の課税事業者となります。 個人で営む場合は、個人診療所の運転資金等にも相続税が課されます。一方医療法人(持ち分なし)は、運転資金等に相続税が課されません(左記節税事例)。個人でクリニックを運営するよりも医療法人はさまざまなメリットがあります。今回のテーマは医療法人設立の税金面、金融面についてお話ししたいと思います。8納税額が大幅に減る!医療法人設立のすすめ

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