Doctor’sライフ02
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必要経費について(これは経費になりますか?)医院・クリニックの経営上支出した費用は、すべて必要経費となるわけではありません。個人的な飲食や遊興費は【必要経費にならない主な支出】役員の給与・賞与・退職金などは損金算入(必要経費)が認められますか?以下の要件を満たす事で必要経費として認められます。1 定期同額給与2 事前確定届出給与当法人の理事長(役員)が退職することになり、退職金を支給したいのですが必要経費として認められますか?認められます。役員の退職給与は、不相応に高額でない金額であれば認められます。ただし、その適正額はその役員当法人で15万円の医療器具を購入しました。全額その期に経費にできると聞いたのですが大丈夫ですか?その期に必要経費にできます。申告を条件として取得額ゴルフクラブに法人会員として入会しました。入会金・年会費・プレー料金は、交際費として経理処理するのでしょうか?入会金は資産、年会費は交際費として処理します。ただQ&Aもちろん必要経費になりませんし、医院・クリニックが自宅と併用している場合は、光熱費等も医業に使用する広さや割合で必要経費を算出する必要があります。支出を税務上の必要経費とするのは、その支出が経営上、直接要した費用及び関連した費用である事が必要で、適正に計算し控除しなければなりません。■ 家事関連費用(家事に使用した光熱費・食事代・生活  費・養育費)■ 生計を一にする配偶者とその他の親族に支払った給  与・家賃(青色専従者を除く)■ 専業主の退職金■ 国民健康保険■ 生命保険料■ 税金(所得税・住民税とその延滞金等)■ 罰金・科料等支給額が1ヶ月以下の一定期間毎でかつ支給額が同額である給与。役員の職務につき所定の時期に確定額を支給する定めに基づき、管轄の税務署に事前の届出をしている給与。ただし不相応に高額な役員給与は必要経費として認められず課税対象となり、また医療補法にも余剰金の配当禁止規定がありますので注意が必要です。の勤続年数、退職事情、同規模法人との比較等を総合的に判断しなければなりません。することができます(年間合計300万円を限度)。また、取得額20万円未満の減価償却資産は、その全部または一部を一括償却資産として3年間で均等償却することができます。※医療法人で使用する医療機器には耐用年数が定められ ており、これに基づいて毎期償却することになります。し、特定の人だけが利用する場合は給与として取り扱うことになります。また、プレー料金は業務遂行上であれば交際費、それ以外であれば給与としての取り扱いとなります。その他にロータリークラブ等の社交団体に法人会員として入会した場合は、入会金・会費とも交際費として取り扱います。AQ4QAQAQAQA30万円未満の減価償却資産は一括してその期に費用計上第2回医療機関の税務相談- 経費・給与編 -

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