© 2022 AsahiShuzo Co., Ltd.旭酒造は酒造りが好きですabout酔うため、売るための酒では無く、味わう酒を求めて。 大量販売の論理から生まれた酔えばいい、売れればいい酒ではなく、おいしい酒・楽しむ酒を目指してきました。何より、酒のある楽しい生活を提案する酒蔵であり続けたいと考えています。生活の、一つの道具として楽しんで頂ける酒を目指して、「獺祭」を醸しております。もちろん、ただこだわって、売れなくてもいいから「幻の酒」になりたいというつもりはありません。ともすれば、酒蔵も酒販店も、売るテクニックや自分だけの生き残りの戦術として幻戦略に走ったり、余りにも細部にこだわり過ぎて「造りの細部にまでそんなにこだわらないけどおいしい酒が欲しい。こだわるのは酒蔵の仕事だ」というお客様の声無き多数意見を無視している姿が見受けられます。 私どもは品質にこだわりぬいて造ったお酒だからこそ、少しでも多くのお客様に知って頂きたい。そんな私どもの酒造りの心に共鳴して頂ける酒販店様と共にお客様に私どもの酒を紹介していきたいと思います。獺祭についてともすれば一時のワインがそうだったように、吟醸酒の世界も、通でなければわからないとか、理解しづらいモノのように語られます。絶対に違います。真に美味しい酒は、誰が飲んでも美味しいモノです。旭酒造は真に美味しい酒を目指します。ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。お酒はおいしく適量を。妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。■ 洗米精米後の米は最大144時間にわたる精米時の摩擦熱により極度に水分を失っています。自然に水分含有量を元の数値に戻すため一ヶ月以上貯蔵した米を洗米します。洗米後の米の水分量を0.3%以下の精度で厳密にコントロールするため通常は大吟醸でだけ使われる技法で全て手洗いされます。■ 蒸米もろみ日数45日間という長い醗酵期間の間酵素力を持ち続ける蒸米を作るためには、一粒一粒が外側が硬くて内側が柔らかい、いわゆる外硬内軟な蒸し上がりの米を作る必要があります。そのためには伝統的に行われてきた和釜の技法が重要になってきます。■麹造り麹は酵母に適当にブドウ糖を供給し続け、その醗酵スピードを最適にコントロールするという、一番大事な仕事を酒の醸造の中で請け負います。最高の麹を作る為には、全体の米の状態を把握し繊細に時には優しく時には激しく製麹を操作する経験豊かな人の手がかかせません。〒742-0422 山口県岩国市周東町獺越2167-4■仕込み旭酒造では全てのもろみに徹底した低温長期もろみの醗酵形態を取らすことを特徴とします。留仕込みの温度も5℃と酵母の生存限界ギリギリの温度からスタートさせます。そして最高50日の醗酵期間中0.1℃の精度でもろみをコントロールすることが必要です。そのため旭酒造では、自然の発酵熱ともろみの櫂入れ作業の強弱のバランスを保つ為、年間を通じ人の手で精緻なコントロールを行っています。酔うため 売るための酒ではなく 味わう酒を求めて■上槽ある高名な技術の先生に言わせると、酒の善し悪しは最初の洗米と最後の上槽で決まるそうです。旭酒造では、ここに商業ベースでは日本ではじめての遠心分離機を導入しています。無加圧状態でもろみから酒を分離するため、純米大吟醸の本来持つべき香りやふくらみなどの美点が崩れることなく表現できます。ホームページ■瓶詰め搾られたお酒はまるみが出て自然に甘みが増してくるまで、生で貯蔵された後、炭素濾過せず瓶詰めに廻ります。造られた酒をそのままの姿で瓶詰めすることを目的としており、瓶詰め直後の徹底した温度管理で、香りに至るまで本来のものと変わらないようにしています。瓶詰めされた「獺祭」は一升瓶換算で5万本まで貯蔵できる冷蔵庫で火当てにより一旦崩れたバランスを再度低温で貯蔵して回復させてお客様のもとへと出荷されます。通販サイト16process獺祭ができるまで
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